ノンフィクション作家:7 の検索結果をランキング形式で紹介


ノンフィクション作家:7
68bookshop.bestbook-shop.com
ノンフィクション作家:7
商品リスト

ノンフィクション作家:7
三好徹の本
村上春樹の本
森まゆみの本
柳田邦男の本
山際淳司の本
山崎朋子の本
山平重樹の本
吉田司の本
吉永みち子の本
おすすめカテゴリー
ノンフィクション:歴史
歴史・地理
地理・地域研究 歴史
歴史・地理 地方別
世界史
考古学
地図・古代史
ビジネス・経済・キャリア
経済史 その他
各国経済事情
産業研究
産業研究2
産業研究3
産業研究4
産業研究5
経理・アカウンティング
経済・経営学・キャリア・MBA
アメリカMBA・名物教授
アメリカMBA・名物教授2
資格・就職・MBA

心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)


マイケルギルモア
¥ 700 通常3〜4日以内に発送
★★★★★

心臓を貫かれて〈上〉 (文...
少し前に売れた本に「Itと呼ばれた子」という本がある。 実母から壮絶な虐待を受けた被害者の一人称で綴った本だが、あれと同じこれでもかというえぐい暴力や虐待の露悪を期待して読んだ読者は裏切られると思う。 この本で著者の兄弟たちが受けた虐待は、いってしまえばありふれている。 単純な殴打や打擲やベルトでの鞭打ち(勿論それ以外の陰湿なものもあるが)……確かに酷いが、それほど異質かつ異常なわけでもない。 だが、怖い。 恐ろしい。 たとえば井戸を連想してほしい。 残虐を極める虐待の細部をリアルにグロテスクに詳述した本が無数の虫がうぞうぞ蠢き回る井戸を覗き込む行為だとしたら、この本は深く暗く底知れない井戸を覗きこむのにている。 闇を這う虫は肉眼では捉えきれず、底で蠢く気配だけが伝わってくる。 ただ、深く得体の知れない闇だけが広がっている。 その闇は底知れず、どこまで続いてるかわからない。 どこまで遡れば終わるのか、憎悪が取り結ぶ血の連鎖の終着点はどこか、まるっきりわからない。 だからこそ、怖い。 子供、両親、祖父母。 一体この井戸はどこまで続いてるのだろうか。 そう考えさせてやまないノンフ...

心臓を貫かれて〈下〉 (文春文庫)


マイケルギルモア
¥ 740 通常24時間以内に発送
★★★★★

心臓を貫かれて〈下〉 (文...
全米に死刑論争を巻き起こした殺人犯の弟である著者が、愛憎入り乱れる家族の関係、何代にもわたって家族が隠し持ってきたトラウマの歴史にまで遡って、いかにして兄が殺人者になっていかなくてはならなかったかをひも解く、ノンフィクション小説です。 ゾッとするようなアメリカの闇の部分が克明に描かれています。 キリスト教国ならではの価値観の問題(人間の自然な欲求を押え付けようとするキリスト教の狭量や不寛容がひきおこしてしまうのであろう若者たちの破滅的行動、オカルト的恐怖とつきまとう罪の意識、自殺願望、犯罪への衝動…) 呪われた家族の歴史(これもまた罪の意識が引き起こす連鎖的恐怖が原因なのではないか?) アメリカ社会の複合的な病弊(愛情の枯渇と虐待の連鎖、家庭の崩壊とアイデンティティの喪失、バックグラウンドや人種による階級社会、銃と暴力、刑務所のモラルの問題、等々) 恐ろしいのは、この話が特別な人たちに起こるべくして起こったのではないということ。 どれだけ多くのアメリカ人の家庭が似たような地獄を密かに抱え持っているのか? と同時に、自分の生き方、子供との関係、親との関係について、考え直させられる作品で...

遠い太鼓 (講談社文庫)


村上春樹
¥ 840 通常24時間以内に発送
★★★★★

遠い太鼓 (講談社文庫)
海外のことをこんな目線で おもしろおかしく 捉えられるのがすごいと思います。 なおかつ、読んだあと旅に出たくなる一冊。人気作家、村上春樹の旅行記です。奥様と日本を離れ、ギリシア、イタリアに滞在した3年間の記録です。観光地等ではなく、現地でアパートを借りての生活の記録です。ジョギングをしたり、買い物に行ったり、レストランやカェで食事をしたりです。ランチア・デルタを買い、ドライブをしたりしています。当然、故障のエピソードもあります。滞在中、翻訳をしたり、ノルウェイの森を書きあげたりしています。とうてい、普通の人にはできない外国体験ですが、作家の感性が伝わり、面白い旅行記です。最初、著者も言うように、時差ボケなのか、面白くないのですが、だんだん、面白みをますので、最初で、つまらないと思い、投げ出さずに、最後まで読むのをお勧めします。こういうところ、演出なのかどうかわかりませんが、著者はすごいなあと思います。とにかく楽しくて面白い。 何がどうこう言うより、とにかく面白い。 何が面白いのかよく分からないけれど、読後感はとても良い。 村上氏のエッセイが嫌いじゃない方にはお勧めです。日常生活に疲れ...

チェ・ゲバラ伝


三好徹
¥ 1,470 通常24時間以内に発送
★★★★★

チェ・ゲバラ伝
読んでいて少し分かりづらい言い回しが多かったように感じる。 訳本を読んでいるみたいなところが多かった。 言葉の当て方や、一つの件に対する焦点の当て方。色々詰め込 みすぎで散漫になってる気がした。 そして、話の進行の前後など、僕はあまり気持ちよく読めなか った。 同じ日本人なら土井さんの著書の方が素直に読めた。確かに贔 屓目なところはあると思うが。。 文章の書き方や好き嫌いで僕は単純にそう感じてしまった。 私にとってチェ・ケバラは名前も知らない人でした。 ちなみに30代です。年上の夫に、私の読んでいる本を見て チェ・ケバラを知らない日本人なんかいるのか!!と言われ ややむかつきながら、読みました。 初めて読んだチェの本としてはよかったですが、そんなに英雄なのかな?? まあ、知識として知っておく、肯定的で正しい知識を持つと言う意味では 有益でした。でも・・・今のアンダー40の人達ってあんまり知らないと思うよ だから、そういう人は、おじ様たちに馬鹿にされないように読んでおくべきかな??「世界のどこかでなにか不正が犯されたならば、 いつでも強く感ずるようになりなさい。」 ゲバラが子供たちに...

「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?


村上春樹 安西水丸
¥ 987 通常24時間以内に発送
★★★★★

「これだけは、村上さんに言...
重たい話から、どーでもいい話まであります。 全部このシリーズを読んで思ったことは、 本当に様々なことに造詣が深く、インテリジェントで、志の高い方だな。 と改めて、知ることになりました。 落ち込んでる時に、手にとってめくってると、励まされる。そんな一冊です。 あなたのちょっとした疑問・重たい疑問にも答えてくれているかもしれません。村上氏が開設していたHPに投稿された質問に、村上氏が回答したものを本の形式に纏めたもの。私も村上氏の"人となり"に興味を持っていたので本書を手に取ったのだが、質問の内容が私の期待と異なっていたので少しガッカリした。 質問は次の2つに大別されるのである。 (1) 村上氏の作品に対する質問、あるいは他の作家論を含む文学論。 (2) 質問者の身辺の瑣末事。 (1)については、作家は作品で全てを語っているので、それ以上の解説は野暮であろう。また、同時代の他の作家の批評ができる筈もない。ただし、村上氏が敬愛していると思われるドストエフスキーとカフカに関する話が聞けたのは収穫。私も両作家のファンなのだ。深遠な文学論こそ私の期待の的だったのだが、こうしたQ&A形式の本...

食肉の帝王―同和と暴力で巨富を掴んだ男 (講談社プラスアルファ文庫)


溝口敦
¥ 880 通常24時間以内に発送
★★★★★

食肉の帝王―同和と暴力で巨...
この本の最大の価値はアクチュアリティとそのナマ度合いにある。選者の立花隆氏が言うように完成度が決して高いわけではないので「何ともモヤーっとした読後感」というのはよくわかります。もっと時間がたった後に書いていれば、そうはならなかったでしょうが、その分鮮度とインパクトに欠けていたでしょう。 本文庫は2003年に出版された単行本に加筆訂正(とりわけ2004年に浅田満氏が逮捕された後の部分)して出版された「政・官・業・暴・同和」の癒着の構造を明らかにした労作。コレを読むと、大阪府および農林省の問題は、昨日今日におこったことではないことが痛感されます。浅田満−この名前はBSE騒動が巷を賑わせていた時期に新聞報道で初めて目にしました。本書はそれまで世間に知られることもほとんどなかったこの「食肉業界のドン」に迫ったルポです。 原典が週刊誌の連載だけに、章ごとに「同和」「暴力団」「芸能・スポーツ界」などとの関係を描いているため、全体を通してのストーリー性はあまりなく、浅田の生い立ちや人間性などについても期待したほどは触れられていません(まぁ、本人周辺が取材を拒否しているのでやむなしとも思いますが)。...

「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))


村上春樹
¥ 987 通常24時間以内に発送
★★★★★

「そうだ、村上さんに聞いて...
けっこう面白かったです。小説家にしろ新聞記者にしろ、基本的には一方的に情報を発信する立場にいるので、質問を公募してそれを公表するという試みはとても興味深かったです。 編集の仕方もランダムな感じで、どうでもいいような質問や浅はかな質問まで掲載している姿勢にとても好感を持ちました。 内容そのものよりも「村上春樹祭り」みたいな全体的な雰囲気がよかったです(笑)村上春樹が読者のどんな質問にも答えてくれている本。 確かに『セックスで「いく」と宣言するのはなぜ』や『この世で一番好きな食べ物は何』など読んでも意味を得られないQ&Aもあった。でもまぁ読んでもいいんじゃないかなと思った。 ノルウェイの森の装丁の意味、どうしたら自分が好きになれるか、人生の目標がない子供達 などにも丁寧に小説で思うユーモアを織り交ぜて回答してくれている。 軽く読む分にはいいと思うわ。 私はこのシリーズ本を朝日新聞(出版元)に勤める女性から、電車の中で読むのに調度良いといって薦めれられました。 本を読んでの私の感想は、家でじっくり読むに値する内容だったというものでした。 本当に他愛のない質問にユーモアも交えて回答してい...

「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi Original)


村上春樹 安西水丸
¥ 1,470 通常24時間以内に発送
★★★★★

「ひとつ、村上さんでやって...
村上春樹さんが読者の質問に丁寧に答えていて、好感が持てました。 中には、ディープなファンなのか、ぶしつけな質問や、馬鹿らしい質問もあるのですが、それに対する村上さんの返答が面白いです。 猫のマーロウというキャラクターも出てきて、安西水丸さんの巧いのか何なのか分からない挿絵も良い味だしています。 ただ、ご本人の本を何冊か読んでいないと100%は楽しめないと思ったので、評価は星4にしました。日常でストレスが溜まり気味だったり、ちょっとした気分転換が必要だったりする時に案外良かったのがこの本です。いろんな方の悩みやコメント、そしてそれに対する村上春樹さんの対応を読んでいると、「あ、そうか」とちょっと目の前が開けたりすることもあります。気分転換というか、発想の転換ですか。楽しい気持ちになれると思いました。村上春樹というと、「気取ってる」というイメージが世間的に持たれているが、この本の、所謂ハルキストたちとの往復書簡形式の遣り取りを読む限り、村上春樹は、全くもって気取ってなんかおらず、反権威的な、気のいいオジサン、といった所である。 ただやはり、というか当然、文学に対する知識は幅広く、...

アンダーグラウンド (講談社文庫)


村上春樹
¥ 1,090 通常24時間以内に発送
★★★★★

アンダーグラウンド (講談...
地下鉄サリン事件の被害者一人一人にに村上春樹が直接インタビューして集めた体験談集。 『地下鉄サリン事件』 というひとつのテロ事件が日本人にとって一体どういうものであったか理解する上で,この本に勝るものはおそらく無いのではなかろうか。 マスコミによる地下鉄サリン事件の報道では,オウム側の犯罪手順や思想等について詳細な分析がなされたのに対し,最も苦しんだはずの被害者達は単に 『かわいそうな人々』 というカテゴリにひとくくりにされただけだった。 筆者は直接被害にあった人達の一人一人にじかに会って,彼らの生い立ちや仕事,生活背景などについて細々と話を聴くことにより,地下鉄サリン事件というものが一人一人の被害者の人生において一体どういう衝撃であり,どういう爪痕を残したのかを理解したかったという。 何か物事を理解しようとするとき, 『木より森を見よ』 という言葉があるが,筆者は木の一本一本をつぶさに眺めることに徹していた。 また, 『自分が現在前にしているインタビュイーの一人ひとりを,個人的に感情的に好きになろうとつとめた』 と語っていた。 人それぞれが異なった生活背景や人生経験,...

雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)


村上春樹
¥ 380 通常24時間以内に発送
★★★★

雨天炎天―ギリシャ・トルコ...
旅の醍醐味を気負わずに、 淡々と語ってくれているという 旅情気分そそられまくりの一冊であった。 紀行ものというより、とりあえず感想・・・という感じが良い。 男性しか入れないギリシャの修道院の島、アトスの、 新鮮な食べ物の描写や、 どんどん過酷になるトルコの誇りっぽい町の雰囲気。 どれも、ドキドキさせられる。 (トルコには、2年前に行ったのに、 私の知らないトルコばかりだった。) 親切には素直に感謝して、おせっかいには正直に辟易する。 偏狭の地を旅する男って、タフぶりを強調したがるものだが、 編集社の金で現地ではバカ高い船をチャーターしたことも普通に語る。 とにかく肩がこらない。 このマイペースぶり。 私は好きだな。確かにこの本は率直で、現実的な(こういった旅行記にはあまり向かない)エピソードばかりが目立ちます。 それも、あまりにバックパッカー的な話ばかりです。(環境の劣悪さ等々) この手の話に付き物のありがちな誇張はなく淡々と旅が進み、読み手は退屈を覚えるかもしれません。 正直なところ旅行記としてはあまりに地味だし、エッセイとしても魅力に欠けます。 この本では著者は完全に旅行者...

細木数子―魔女の履歴書


溝口敦
¥ 1,365 通常24時間以内に発送
★★★★★

細木数子―魔女の履歴書
細木自身の著書『女の履歴書』と照らし合わせて書かれています。 本のタイトルもそれになぞられて、『魔女の履歴書』とされているのだと 思います。細木自身の本も、要所・要所はあっているが、彼女側からの 脚色を溝口が暴いていってるという感じで、二本立てとして"表"と"裏" として読むとおもしろいと思います。 こういう嘘は水商売社会では、日常的な事で、そんな中でどっぷり 生きてきた細木には何の衒いもなく、20年前には自伝まで出版したと いう事なのでしょう!ただ、こういう人種をテレビにまで担ぎあげて、 まだまだ善良な日本の老人や地方の方たちを欺くのはどうかと思います。 公序良俗の責任あるテレビには疑念の念を持たずにはおられません。 彼女の人生は、13歳頃のポン引きに始まり、鵜匠人間版・ペテンまが いの行為で富を得た人生だと言えるでしょう。どういうわけか、イケメ ン以外の彼女のお気に入りは、堀江貴文、朝青龍、武部勤。同じ色を感 じるのか、いずれも共通点があるように思えます。 いつの日にか彼女にも天網がかかる時がくるのだろうか・・・。 参考までに細木関連本(占い本を除く)としては、...

心臓を貫かれて


マイケルギルモア
¥ 2,957 通常24時間以内に発送
★★★★★

心臓を貫かれて
内容はドキュメントであり、悲惨なアメリカ人家族の話になり、現代の低層階級の多くのアメリカ人の生活感が色濃く出ていながらも、兄が犯罪に染まり、死刑になり、家庭の構成員はみは非社会性を持ち合わせた集団であり、その事実に自己の歴史を主人公が語る物語であるが村上春樹が訳せばあくまでも村上春樹の世界になるのは、なぜだろう あくまでも彼の訳により、村上ワールドになってしまうのは、不思議だ。 殺人犯ゲイリー・ギルモアとその一族の歴史を実弟が詳細に書き下している。その文章はとても冷静でありつつも家族への愛情を強く感じる。 ゲイリーひとりが悪かったわけではない。それが遺伝なのか、怨念なのか、環境なのか(おそらくは環境が最も大きな原因だろう)一族代々の歪んだ感情の集大成が、ゲイリー・ギルモアの代で殺人という形で、世間に現れてしまったのだと思う。 家で飼われていた犬ですら、なついている人間以外には凶暴で人を襲い、処分されてしまう。まるで一族の呪いが犬にまでしっかりと受け継いでいるようで悲しい。 ゲイリーは生まれた時から家族は定住せずに、何かに追われるように、アメリカ国内を転転と移動する生活をおくっ...

武富士 サラ金の帝王 (講談社プラスアルファ文庫)


溝口敦
¥ 820 通常24時間以内に発送
★★★★

武富士 サラ金の帝王 (講...
しかしよくもまぁ、こんな20年前の本をそのまんま出版するよな... 現在の状況がほんの数行加えてあるだけで、内容はほぼ全部20年前の話っす。この本は「サラ金の黄金時代」に溝口敦氏が取材・執筆されたものですが、低利で資金を調達し驚くほどの高利で金を貸すという手口は「濡れ手に粟」の一言でしょう。 これを見ると金融業というのは一般人から見て大変不思議な商売で「タネ銭」さえあればあっという間に儲けが生まれるという構図がこの本から伺えます。 それだけでは無く、銀行がサラ金を迂回融資等でしっかりサポートしている点も溝口氏は厳しく追及しています。まあ、銀行自体が「品のいい?金貸し」でもありますが。当然ながら現在では過払い請求があり、サラ金が息絶えそうなとこまで来ていますが自業自得でしょう。 ぜひお読みください。 サラ金の問題を考える上で良い本だと思います。被害者ではなく、貸す側の業界の実情をレポートしたものです。大手4社のトップのインタビューや取材内容が書かれています。サラ金業界のしくみや問題を考えるのに参考になる本だと思います。また、問題は、サラ金業界だけでなく、大手銀行や大手生命保険会...

日出る国の工場 (新潮文庫)


村上春樹 安西水丸
¥ 700 通常24時間以内に発送
★★★★

日出る国の工場 (新潮文庫)
静かな「工場見学ブーム」が到来してすでにけっこう経つが、この本はそれよりもずっとずっと前(20年前なのか!)に書かれている作品。このあたりの先進性(?)も、ハルキさんらしい気がしますが。 いまの工場見学が、「でっかい機械」とか「すっごい技術」に萌えてるのに比べて(ブームをざっくりと見た印象ですが)、この本では、その工場で働く「人」やそこにある「物語」に目を向けている。小説家が書く見学記ならでは、といった印象です。 消しゴム工場が出てきますが、いまでも変わらずご商売を続けられているのだろうか…。年月が積み重なれば、経済状況も変化する。その意味で、後世に残しておくべき文章だと思う。 小説というと無から有を生み出すみたいなイメージがあるけど、工場見学体験記であれば私でも小学生でも書けます。見たこと聞いたことをそのまま書いて、それに感想とイラストを付け加えればいいんですからね・・・。 やはり一番面白かったのは「経済動物としての牛」です。一頭一頭の牛たちの殺される年齢の基準は金しかないというからさっぱりしたものです。片や、高齢犬たちは人間同様、オムツをつけて生活しています。人間のために存...

明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫)


森まゆみ
¥ 670 通常24時間以内に発送
★★★★★

明治快女伝―わたしはわたし...
夢見る乙女のような、あるいは辛酸をなめた青春時代を過ごした女性たち、結婚を契機に飛躍し、あるいは挫折し、自立し、ともかく一生懸命に生きた52人の明治の女性たちを、見事な短文で紹介している。谷中で地域雑誌を発行しながら、地域の景観保全運動、環境保護運動などをリードし、旺盛な執筆活動でいくつかの名著を著わし、離婚して三人の子供を育てた現代の『快女』森まゆみが書いているのだから当然読み応えがある。夫古在由直のラブレターが印象的な、自由民権家・ジャーナリストの清水紫琴。大杉栄を刺したことで有名な神近市子の意外な側面。因習の打破を実行した貴族の娘、柳原白蓮。日本女性初の自伝を書いた福田英子の波乱万丈の物語。大逆事件で拘束されながら最後まで毅然としていた菅野すが。山川菊栄、与謝野晶子、平塚らいてうの『母性保護論争』はいまだ現代にも通じる要素が随所にある。昭和初期の労働運動に目覚め、初志一貫した山内みな、あるいは梅津はぎ子。『人生に真正面から取り組んだ向日性の文学』宮本百合子。日本救世軍を支えて夭折した山室機恵子。ローザ・ルクセンブルクの名を呼びながら絶命した詩人・農民運動家・渋谷黎子。中年時の夫...

武闘派 三代目山口組若頭 (講談社プラスアルファ文庫)


溝口敦
¥ 924 通常24時間以内に発送
★★★★★

武闘派 三代目山口組若頭 ...
非常に楽しく読めました。伝説の日本一の子分、山健の生涯がここに詳しく描かれていました。この本は、実に波乱万丈かつ豪快な生涯を必死で生きた男の伝記ですね。山健という人物と、菱というやくざの世界がよくわかりました。カタギのわたしには想像もできない厳しい世界のようですが、だからこそでしょうか。この本に描かれていた特殊な世界での特殊な出来事の数々は、わたしには魅力的にうつってしまいました。

山口組四代目 荒らぶる獅子 (講談社プラスアルファ文庫)


溝口敦
¥ 924 通常24時間以内に発送
★★★★

山口組四代目 荒らぶる獅子...
極道らしい極道、四代目の生涯が細かく丁寧に描かれていました。警察などの国家権力にかたくなに反抗する四代目の生き様には、反社会的で手放しに誉められたものではないものの、たしかに男気を感じました。イケイケの武闘派でありながら山口組のトップにまで上り詰めた、これはこの人の男気をたくさんの男たちが認めたからだと思います。義理と人情が薄れゆく社会の中で、この人のような生き方は、良くも悪くもなかなか貴重なのではないでしょうか。会社勤めをしている私からはなかなか男気を前面に生きてゆくことが、できませんが極道で生きてゆくなかではあたりまえのこととおもいました。いま世風のなかで義理・人情等薄れてきている中でこの世界での男たちは今でもそれにそっていきている。今回この本を読み私もあらためて薄れてた感情をいだきました。

遍歴 (神谷美恵子コレクション)


神谷美恵子
¥ 1,890 通常24時間以内に発送
★★★★★

遍歴 (神谷美恵子コレクシ...
著者の自伝。他の作品とは違った魅力がある。大変興味深いと思うことが多く、また何気ない小さなエピソードが意外で、印象的だった。彼女の書いたものを読んでわたしが不思議に思っていたのは、どうしてこの人は「日本」を意識しないのだろうということだった。その視線は「人間」だけを見つめていて、○○人とか○○文化というものとは縁がないようだ。その理由について彼女自身は、子供の頃にスイスのユニークな国際学校でたくさんの国の子供たちと一緒に勉強したからだろうと言っている。若い頃の彼女の人生にはそれぞれの節目に大切な先生との出会いがあった。それぞれの先生がそのときの神谷美恵子の人間性を見抜いて、別れるときに心をこめてしたためた手紙を渡すのが印象的。そして引越しや戦争があったにもかかわらず彼女はそれらの手紙をずっと大切に持っているのだ。それぞれが、たましいとたましいの出会いのようだ。最後に、自己顕示欲がなく目立つのが嫌な性格の人にとって、自伝というものは書きにくいものなのだろう。この本を書きながら自己嫌悪に陥っていたと夫があとがきに書いてあるが、それが察せられるような文章だった。絶筆となった本書の最後の言葉...

約束された場所で―underground 2 (文春文庫)


村上春樹
¥ 550 通常24時間以内に発送
★★★★

約束された場所で―unde...
今週から夏休み。疲れて座布団を敷いて寝転がったところ、村上春樹さんの『約束された場所で』が目に入りました。そこで再読しながらうとうとしました。オウム真理教の信者へのインタビューが収録されています。河合隼雄さんとの対談ではチャップリの『殺人狂時代』の話題も出ていましたが、善意から生じる悪にどう対処したらいいのか、そして悪をどう抱えていくのかという解けない問いが浮かんできて、大きな「宿題」をもらったなぁと感じました。夏休みだものね…、宿題はあるよね。 追記:298ページに「相手のどこかひとつ好きなところをみつける」という話がでてくる。これはどの職種でもどんな場面でも有効な手法だと感じた。・信者たちは入会当初は人間の普遍的な宗教心に随ったまでだ。 ・できれば現時点でも強固に信仰を維持している人にもインタヴューして欲しかった。 ・村上文学とは共通点が多い。同じ時代精神から出現したものだろう。実際「ねじまき鳥クロニクル」の、家族の突然の出奔、コミュニケイション不能、心の底にまで降りていって異界から決死の覚悟で連れ帰らねばならない、という物語は、こうした団体に家族を奪われた人たちの話とソック...

血と抗争 山口組三代目 (講談社プラスアルファ文庫)


溝口敦
¥ 924 通常24時間以内に発送

血と抗争 山口組三代目 (...
・・・